うつ病を生きる

うつ病と共に18年間歩んできた当事者が『生きるとは何か?』について真剣に考えるブログ。

新しい人生の始め方

50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」 | Books&Apps

引用↓
> 社長 「ここまで、だいたい皆5年かかります。でも皆、見違えるようになりますよ。」

これ、わかるわかる。
オレもだいたい5年ぐらいかかったけど、自信ついたってことに最近気づいた。

オレの場合は劇的なまでの精神的な退行現象に見舞われ、他者に対して常に見捨てられ不安レベルの恐怖を感じるところから丁寧にやり続けて対人恐怖をあらかた克服したところまでやった。
わたしの過去のトラウマの傷の修復も兼ねたアイデンティティ再構築の試みでもあったのだけど、結果的にうつ病も回復を維持しているという実績も込み。
だからなのか、数ヵ月前に『人生生ききった感』で満たされたことがある。

だからわたしがよく使う表現、
『お金も定職も何もない貧乏だけど、生きていることが幸せ』
という実感があるんですよね。

しかしながら、これはわたし一人では達成しえなかったこともまた事実。
フロイトさんの精神分析から派生した心理学的な知見が強力な支えになったし、相談機関でセラピストさんたちからもヒントをいただき、医療機関のスタッフの方々にも大変お世話になった。
なにより現実でわたしに試練を与えてくださった方々にも感謝しなければならない。

今でもその延長線でやっていて、読書で知識を得たり日常を通して対人関係におけるコミュニケーション術を磨いたりすることがもはや生き甲斐です。

とはいえ、ここにたどり着くまでには、社会人最初の年にコミュニケーションに対する大きな葛藤と直面してから足掛け18年もかかった。
コミュニケーションを重視する会社でノウハウがあったにも関わらずわたしはそこから学ぼうとするどころか、逃げ続けてきた、という反省があります。

しかし、この“逃避”も無ければ今がなかったと言えますから、わたしにとってこの18年という年月は必要なものでした。
それだけ苦悩が深かったということです。
だけど、わたしは悩みきった。

ま、わたしなりに小さいながらやっています。
豪語してる印象を与えるかもしれないけど、未だにコミュニケーションは下手くそだよw
気質的に気弱なところは変わりないから、長続きしないしさ。
けどこのことも加味して自分なりに工夫してやってるつもり。
ということも含めてこの一連のプロセスがわたしにとっては“創造的な試み”なのです。

だから“仕事”という与えられた創造的なプロセスを生きる環境が無くとも、上に書いた一連のプロセスを生きることそのものがもはやわたしにとっての仕事(生業)であると言えます。

一言で表現すると、
『自分育て』
ということに尽きる。

しかし、実はこれだけでは終わらず、同時に、このプロセスから得たノウハウをもってわたしは他者と関わることをしていますし、おこがましいながらも他者の成長のきっかけになるべく意識して行動もしている。

どうじゃ、ぬかりなかろう?w
組織でやってるわけじゃないから、取り入れた新たな学びを現実の行動に適用するのなんてすぐだよ、ほんと一瞬、すぐ次の日からぐらいのインパクトw

ここまで自ら考え行動に移せるということは、既に自立していると言えるのではなかろうか?
周囲の評価などどちらでもいいのだけど。

単なるうぬぼれではなく、振り返ると客観的にもやったよなー、と思える。
全て手探りだったけど、実は一点の曇りも無かった。
自分でも驚いている。

しかしながら、人生より与えられたとても大きな課題を克服した安堵からか、生活に張り合いがなくなり腑抜けてきたのは考えものだw

怠惰なんだよなー。

新たなチャレンジが必要だということだね。
っていうか既に次のチャレンジも見えていてやり出そうとしている最中だった。
っつーか、一部既にやってんじゃん、オレ。

しかし、心細さからすぐに欲望にまみれてしまい、現状では満足できなくなってしまいがちなため、実は与えられていることの方が多いにも関わらずすぐに欲求不満に陥るんだなー。

という自己分析(・ω・)
やけに冷静な怠け者です。